私は娘の結婚式に対して、4回の心を揺さぶられ大粒の涙を流した経験があります。
その1つは看護師の娘の結婚式がコロナパンデミックの混乱のため、上司より挙式3日前に突如に、
中止か延期か退職かの選択を迫られた時であり、娘からの急な涙ながらの電話に驚愕し、
結局一年延期となりました。
この時に私の手で準備ができたら、こんなパンデミックでも結婚式ができるのにと残念に思いました。
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2つ目は、結婚式の延期中、看護師の娘より、コロナ感染症疑いの患者さんを、初めて防護服を着用して
介助するため、「もしかしたらこれで会えなくなるかもしれないから、今ひとこと、ありがとうって言わせて・・・
いままで本当にありがとう」と夕方に電話をうけたことです。
たとえ規模が小さくても、大切に育ててきた娘のために、何とかして結婚式を挙げさせてやりたかったという
情けなくて悔しい思いがこみ上げてきました。
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3つ目は披露宴用の前撮りの時に、やっとドレス姿を見ることができたことです。その現場で携帯電話のカメラで
スナップ写真を撮りながら、「おばあちゃんにも、家族にも、せっかくの前撮りのドレス姿を見せたかった。
ロケーションが式場内のこの美しい会場であればこそ、私がマイクを持てばこのまま結婚式を執り行うことが
できるのに・・・と強く残念に思いました。
実は、私は司会者として15年現場に立っているからです。
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4つ目は、花嫁衣裳の着付けの際に、色打掛を娘にかける体験ができ、紅筆で口紅を差すことが実際にできた
ことです。母として、子育て卒業の感激と幸せを祈る思いを込めるため、うれし涙があふれました。
このような感激する貴重で嬉しい体験を、花嫁のお母さま方にぜひ体験して幸せを味わっていただきたいと
強く思いました。
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「生きている間に一目 晴れ姿を」
コロナパンデミックのため結婚式をあきらめた方々のため、
また年代を超えて婚姻数の半数の入籍のみの方々のために、
「親の立場で生きている間に晴れ姿を一目見たい」という願いを、
私の特技を通して叶えてさしあげたいと思いました。
家族の絆を深め、一生の思い出となる「前撮り兼家族写真付きの、家族が主役になる人前結婚式挙式」を、
母のニーズをふまえて夢をかなえていきます。
晩婚化が進み、再婚カップルも増えており結婚式をあきらめることがありますが、
フォトウエディングでは親も出席せず、出来上がった写真を見るだけです。
親にとっては子育ての卒業式となるのが結婚式です。
父親はスピーチやらバージンロード付添いの出番が多くても、母親は出産をしたのに結婚式の晴れ舞台では
出番が少なく寂しいという意見がありました。
家族のつながりを深め、少人数での人前結婚式だからこそできる演出を、司会の私が取り入れて
新たな思い出を作っていただきたいと思います。
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富山県で、この上市町で事業を開始する理由は、この結婚式場は私の実家であり実母より譲り受けた自宅で、
30年以上の古民家空家をリフォームして使用し、一階を会場として開放することにより
賃貸料金も発生せずに事業ができるためです。